日本赤十字放射線技師会

会長挨拶
Chairman greeting

会長 清水 文孝

日本赤十字放射線技師会
会長 清水 文孝

Aratame

 我々の生業としている見えない光は、発見されてから120年が経ちました。その恩恵は、様々な分野で利用、応用されておりますが、特に医療においては特段の利用価値を付与してくれております。しかし、その恩恵の反面、被ばくという多大な負の面も有しております。この4月の学会会期中に新聞に掲載された内容は、国民にインパクトの有る記事ではなかったでしょうか。更に、被ばく低減が問われていることも実情であり、適正な線量を用いることが恩恵に報いる我々の使命と考えます。そして、この被ばく低減や負の面の情報発信も我々の責務ではないでしょうか。そして、その責務を果たすということは、医療安全の一環であり、チーム医療の付与効果にも繋がるものと思っております。
 さて、先の日本赤十字社診療放射線技師学術総会において、平成27年度の事業計画案、収支計画案が承認されました。また、役員改選により新たな副会長、監事が承認されました。当方としても、集大成に向けて歩みだします。本会の会員数が1500名を超え、中でも女性会員が300名を超える会員数となっており、今後も増加することでしょう。そこで、新たに女性役員を登用いたしましたので、新風を巻き起こせる布陣になるものと考えております。そして、この1期2年を私自身の集大成と位置づけし、やり残したこと、積み残した事を、役員一同と共に成し遂げようと一念発起しておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 平成27,28年度下記の布陣にて会務を執行してまいります。また、紙面の都合上、専門部の皆様、連絡員の皆様は割愛させていただいておりますが、全ての役員が一途に邁進して参ります。そして、会員の皆様からご意見、ご要望をお寄せいただきながら、それらを基に偏りのない会運営に努めてまいる所存です。今後ともご高配賜れますようお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。

平成27年6月吉日
日本赤十字社診療放射線技師会
会  長   清 水 文 孝

 

日本赤十字放射線技師会役員